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2012/08/24 (Fri) ポーランドの結婚式-教会挙式 編② 3つのサプライズ-

-ポーランドの結婚式-教会挙式 編①-に続き、ポーランドの結婚式レポートです-

16-1.jpg

式直前に神父さんに簡単に流れを説明してもらっただけでリハーサルなどもなく、
ぶっつけ本番で臨んだ挙式は、1時間ほどであっという間に終わった
という印象でした。私のポーランド語での宣誓はカミカミでしたけどね…。
でもこれは当事者の感想で、参列してくれたゲストたちにとっては
長い~ってなってたのかもしれません。
できあがってきたプロの写真の中に、神妙な顔つきの友人夫婦の後ろで、
大あくびをしている男子がひとり写っていたのがその証拠(笑)
(証拠写真はプライバシーのため載せませんが;))


挙式の最中に、3つの嬉しいサプライズがありました。

ひとつはAの友人のミュージシャン夫婦(だんなさんはサックス奏者、
奥さんは歌手)が式中の音楽を演奏してくれたこと。
もともと教会お抱えのオルガン奏者の人を頼んでいたのですが、
友人夫婦が教会側と話してオルガンに加えて演奏させてもらえるよう
お願いしてくれていたのです。
Aは、私が父と入場したときに聞こえてきたサックスですぐに「あ!R(友人)だ!」と
わかったらしいですが、私は式の半ばまで気づかず、
奥さんの歌う讃美歌が聞こえてきたところで初めて気づきました。
彼女の美しい歌声と、だんなさんのソプラノサックスの音色が
教会内に響いて、式の雰囲気がぐぐっとグレードアップされたように感じました。
他のゲストにも「教会の音楽がすごく良かったね」と言われました。


ふたつめのサプライズは、式が始まってすぐのこと。
父とバージンロードを歩いて着席し、神父さんの式開始の言葉に続いて
神父さんのアシスタントの人が聖書からの一節を朗読。…と、アシスタントの人、
なんだか見慣れた顔のような…?あれれ?と思って二度見すると
朗読しているのはなんと、教会の司祭服を纏った日本語学校の生徒さん、Gくん!
予想外の展開に驚いていると、続いて祭壇に上がったのはこれまた私の生徒さん、
Aさん。Gくんが朗読した一節を日本語に訳して読んでくれました。
どうやら、彼女たちも事前に教会側と連絡を取って私たちへのサプライズを
用意してくれたようなのです。これには本当にびっくり。

読んでくれたのは

「新約聖書 コリント人への第一の手紙・13章」

たとえ私が 人々の言葉や御使い達の言葉を語っても

もし愛がなければ 私はやかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じである。

たとえまた 私に予言をする力がありあらゆる奥義とあらゆる知識に通じていても

また 山を移すほどの強い信仰があっても もし愛がなければ 私は無に等しい。

たとえまた 私が自分の全財産を人に施しても

また自分の身体を焼かれるために渡しても

もし愛がなければ いっさいは無益である。

愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない

愛は高ぶらない、誇らない、不作法をしない

自分の利益を求めない、いらだたない、恨みを抱かない

不義を喜ばないで真理を喜ぶ。

そして すべてを忍び すべてを信じ すべてを望み すべてを耐える。

愛はいつまでも絶えることがない。

-中略-

このように、いつまでも存続するものは「信仰」と「希望」と「愛」と、

この3つである。

このうちで最も大いなるものは「愛」である。


この一節は「愛の賛歌」と呼ばれていて、結婚式でもよく読まれる一節だそうです。
私はキリスト教徒ではないけれど、日本語で読まれたこれらの言葉はすーっと
心に入ってきました。

以上二つが、私たちの友人たちが用意してくれていたサプライズでした。
これらのサプライズを承諾してくださった教会側にも感謝の気持ちでいっぱいです。


そしてもうひとつのサプライズは…

私の双子の兄が大泣きしたこと!
バージンロードを歩いている途中から、母や兄夫婦がいる左側前方席から
「うう…ズルズル…ズルズル」とかなり大きめのすすり泣きが聞こえてきました。
日本から来てくれた私の親友(♀)かな?と思っていたら、
横を通り過ぎる際に、兄が握りしめた青いハンカチがばっちり見えました(笑)。
バージンロードはこれまでの思い出が走馬灯のように流れて
しんみりするんだろうな…とか想像していましたが、
完全に兄の涙に気持ちが持っていかれました(笑)

式後、教会前でみんなに祝福してもらった際にも、
兄は「ogrod、おめでとう、本当によかったね。
A、ogrodを大事にしてよ、宜しく頼むよ」
といいつつ、また大泣き。うるうる、とかではなく、完全に号泣、男泣き。
兄は、母のお腹の中にいた時から大きくなるまで、いつも隣にいた親友のような存在で
Aとのことも、付き合い始めの両親に反対されていた6年前から
ずーっと味方でいてくれたので、今回、私たちが無事に結婚式を迎えられたことを
自分のことのように喜んでくれました。
その気持ちと涙がすごく嬉しかったけど、あんなに泣いている人、
他にいなかったなあ:D
まわりにいたゲストもびっくりしてました。
後で「ああいう男の涙って、素敵だね」とヨーロッパ女子たちは言っていたけどね;)


そんなわけで、サプライズいっぱいだった挙式が無事に終わったあとは、
ポーランドの伝統あふれる、新郎新婦ウェルカムセレモニーへと続きます→

私の中で、結婚式の詩といえば詩人、吉野弘の『祝婚歌』。


『祝婚歌』

二人が睦まじくいるためには 

愚かでいるほうがいい 

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは 長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう

無理な緊張には 色目を使わず

ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに 

ふと胸が熱くなる そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか 

黙っていても 二人にはわかるのであってほしい


結婚式に出席できなかった吉野弘が姪っ子の結婚式のために作ったというこの詩。
何度読んでも、心に沁みます。
Aにも読んでもらえたらと思うけれど、こういう時に言葉の壁があるっていうのが
残念に感じます。詩をポーランド語に訳すって、、、うーん今の私にはまだまだ無理だなあ。。。

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comment











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感動しました(涙)。
結婚式の様子も、詩も。
どーんどん幸せになってね♥♥♥

2012/08/26 21:44 | Sayuri [ 編集 ]


 

>Sayuriちゃん
ありがとう!
今回数年ぶりに吉野弘の詩を読み返して、やっぱりいい詩だなあとしみじみしました。
お互いへの思いやりを大切に、どんどん幸せになれるよう努力するわー:)

2012/08/27 01:14 | ogrod [ 編集 ]


 

結婚記録、楽しく読ませてもらっています。
日本のご家族もこられて素敵なものになりましたね。
最後の吉野弘氏の詩、とっても胸に残りました。実はあと2週間弱で3年目の結婚記念日。この詩を、私たちも3年目の節目に読みたいと思います。

2012/08/28 03:43 | kojisato [ 編集 ]


 

> kojisatoさん
結婚三周年なんですね、おめでとうございます!
吉野氏のこの詩は説教臭くなく、すんなり心に入ってきますよね。
高校生の時に知ってから好きな詩人のひとりです。
他の詩もあたたかくていいですよ、機会があったら読んでみてください:)

2012/08/28 06:40 | ogrod [ 編集 ]


ビデオ見たいw 

兄おもしろすぎだから!
同い年の兄弟ってどうしてもイメージ湧きにくかったんだけど、このくだりを読んで(爆笑しつつ)感動しちゃった。
大きくなるまで一番近くにいた親友。
しかもずっと味方でいてくれるとこが他人とは違うもんね。
唯一無二の存在だなぁ。
ほんとの運命共同体なんだろうな…双子いいなぁ。
なんちゃって:P

2012/08/31 16:44 | おじゅん。 [ 編集 ]


 

> おじゅん。さん
兄、小さいころから泣き虫だったんです。お腹が空いたと言っては泣き、おもちゃが欲しいと言っては泣き…
横でそれを眺めながら「男のくせに~」と思ってました(笑)。
最近は”感動して泣く”ほうに涙腺がフォーカスされているみたいです。
双子、いいもんだなって思いますけど、姉妹にも憧れます。お姉ちゃん、欲しかったです!

2012/08/31 20:10 | ogrod [ 編集 ]


 

結婚式の記事読んでたら、そうそうそうだったー(>▽<)って懐かしくなっちゃったよー。
我らも聖書からの一説、同じものを選んだよ!
相方がリクエストしていたらしい。
私は当日ぜーんぜん理解できなくて、呆然としてる間に式が終わったんだけど(・・;)日本のパーティー用に式の様子をポ語から日本語に訳すときに初めて意味が分かって(笑)なかなか良いこと言ってるじゃーん!って思った。
司祭さんのお話とか、その時に理解できてればもっと感動的だったのにーなんて思うけど未だポ語わからず(笑)

2012/09/03 01:45 | EliilE [ 編集 ]


 

>EliilEちゃん
式準備中にEliilEちゃんの結婚式のブログ記事、じっくり読みこんでたよ♪
そっか、この聖書の一説を選んだんだね。
EliilEちゃんのだんなさまは本当に準備ばっちりだね。頼もしい。
私たちはもう直前バタバタして教会関係の準備は最低限だけだったから
友人たちに盛り上げてもらった感じでした;)
ポーランド語、ムズカシイヨネ…宣誓の言葉、カミカミだったよ…。

2012/09/04 06:29 | ogrod [ 編集 ]


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Author:ogrod
2010年秋からポーランド南西部在住。
異国での日々の生活、身の回りのできごとをぼちぼち綴っています。

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