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2010/12/26 (Sun) 突然の来客-サプライズ!-

ポーランドには、クリスマスイブ(Wigilia)の晩餐のテーブルに
「一緒に過ごす家族のない“突然の来客”のためにひと席ぶん多く用意する」
というならわしがあります。


124.jpg
2009年のWigiliaのテーブル
一番手前が“突然の来客”用の席




で、今年のモティカ家のWigilia。
なんと、初めて“突然の来客”を迎え入れることになりました。

はじまりはWigilia前日の23日夜。

私のケータイに一本の電話がかかってきました。
電話の主は、この10月からポーランド北西部の街のミュージックアカデミーに
ピアノ留学をしている女の子で、私が仕事を退職してからポーランドに来るまでの数カ月間、
一緒に外語大でポーランド語講座を受けていたクラスメイトでした。

彼女とは日本にいる時も、こっちにきてからもちょくちょくスカイプで話したり
メールのやり取りをする仲で、ここ数週間は連絡を取っていなかったのですが、
クリスマス直前ということで、お祝いの言葉を伝えるために電話をかけてきてくれたのです。
いろいろ話す中で、彼女がこのWigiliaを滞在している学生寮で
ひとりぼっちで過ごすことが判明しました。

学生寮に住むポーランド人学生たちはみな実家に帰っているし、
20人ほどいるという中国人留学生たちもこの時期をポーランド南部の観光地ザコパネで
過ごすべく移動したそうで、学生寮はがらーんとしているとのこと。
クリスマス当日の25日は大学の友達の家にお茶を飲みにおよばれしているから、
Wigiliaだけはちょっとさみしいかもしれないけど大丈夫です、という彼女。
初めて外国で過ごすクリスマスだし、外は寒いし、若い女の子だし(まだ18歳!)
ひとりじゃきっと心細いだろうなあと気になりつつも電話を切った後、
モティカ家父母に彼女の話をすると

「Wigiliaは誰もひとりで過ごすべきじゃないんだよ。ちょっとここまでは遠いけど
彼女がよければうちに呼びなさい」
とひとこと。

急いで彼女に電話をかけなおし、カトヴィツェまでの電車を調べて、
25日の友人宅でのお茶の約束をキャンセルし…
そんなわけでモティカ家初の“突然の来客”はWigilia当日、朝5時の電車に乗って
400キロ近い道のりを8時間かけてやってくることになりました。




モティカ家は敬虔なクリスチャン一家で、
毎年家族みんなで伝統的なポーランド式のWigiliaを送ります。


128_20101227211131.jpg
ひと皿めは赤カブのスープ・バルシチから
2009年度版

029_20101226062725.jpg
2010年度版


034.jpg
メインは鯉 軽く衣をつけてオーブンで焼いたもの
じゃがいもと酢キャベツを添えて


そのほかにも、この秋にきのこ狩りをした時のキノコで作ったスープや、鯉のゼリー寄せ、
にしんの酢漬け、モチュカ、マクフキ、くだものなどなど、たくさんの料理が並びます。
キリストの使徒の数「12」以上の料理を用意するのが決まりだそうです。


052.jpg
もちろん、オプワテックの儀式もやりました
今年はポーランド語でお祝いの言葉を言えたのが自分なりの小さな進歩!



晩餐のあとはクリスマスプレゼント交換。
最近引っ越した私とAはモップにアイロン&台・食器セットなど実用的なものを貰いました。

061_20101227204103.jpg
私たちからは家族それぞれに洋服を。


晩餐にプレゼント交換、そのあとはクリスマスキャロル(KOLENDA)を
みんなで口ずさみます。
語学学校で習った歌もいくつかあったけど、歌詞は覚えてなかったので
なんとな~くハミング(笑)

089_20101227204102.jpg
コレンダの伴奏は親子共演!
ジャズ風にアレンジしたりと、ふたりともとても楽しそう



私たちの“突然の来客”・ゲストも、ショパンのノクターンとエチュードを披露してくれました。
096_20101227204102.jpg
なんて贅沢なWigilia!



24日から25日に変わる午前0時、教会ではミサ(pasterka)が開かれました。
174.jpg
村の人みんなが集まります
日本の初詣のような感じでしょうか


179.jpg
近隣の村のの演奏家たち(ほとんどが元炭坑夫)が集合~
ミサの最中の音楽を奏でます。もちろんAもお父さんと参加
お父さんはアコーディオンだけじゃなくトロンボーンも吹けるのです!



今年のWigiliaは、毎年のように伝統に沿った一日でありながらも
“突然の来客”を初めて迎えたということで、モティカ家にとって特別なものになったようで
家族みんなが「このWigiliaはこの先も忘れないだろうね」と言っていました。
私にとっては2回目のポーリッシュクリスマスで、今回ポーランド人の信心深さを
再認識するとともに、モティカ家の寛容さとフレンドリーさを改めて感じた一日になりました。



おまけ↓

158_20101227210458.jpg
ミサ前のリハーサルにて
隣村の元炭坑夫・チューバ奏者のおじさん 大きなお腹がミコワイ(サンタ)みたい!

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プロフィール

ogrod

Author:ogrod
2010年秋からポーランド南西部在住。
異国での日々の生活、身の回りのできごとをぼちぼち綴っています。

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